Blueskyアプリイメージを利用する
Blueskyとは
Blueskyは、分散型ソーシャルネットワーキングプラットフォーム(分散型SNS)と呼ばれるものの一つで、「AT Protocol」を用いての連合が可能です。
Blueskyが連合機能を一般開放し、個人がPersonal Data Server(PDS)を介して自分のドメインでBlueskyの連合に参加可能になりました。
本イメージは、BlueskyのPDSを稼働させるものとなります。
事前準備
BlueskyのPDSを稼働させるために以下のものが必要となります。
-
お客様自身のドメイン名
DNSの登録としては以下のように設定してください。(Bluesky公式より)
ドメイン名 Type IPアドレス TTL example.com A 12.34.56.78 600 *.example.com A 12.34.56.78 600 「example.com」をお客様のドメイン名に、「12.34.56.78」をVPSのIPアドレスに、それぞれ読み替えてください。
- SMTPサーバー(Gmail・Yahooなど)及びSMTPサーバーを使用するアカウント
アプリイメージインストール手順
利用可能プランについて
シンVPSをご利用中の方
1.「追加申し込み」をクリック
シンアカウントへログインし、「追加申し込み」をクリックしてください。
2.Blueskyをインストール
「イメージタイプ」における「アプリケーション」タブより「Bluesky」をクリックしてください。
お申し込み・お支払いを完了することでサーバーへ自動でインストールされます。
アプリケーションが選択できない場合
セットアップ準備
パケットフィルターの設定
VPSパネルの「パケットフィルター設定」から、「OFFにする」にチェックを入れ、「変更する」ボタンをクリックします。
パケットフィルターの設定は下記マニュアルからご確認ください。
パケットフィルターの設定について
Bluesky初期設定
Blueskyでは、ドメイン名などの設定が必要なため、以下の手順に従って初期設定を行います。
初期設定実施時は、Tera Term等のツールを用いてVPSへ接続し、作業を行います。
SSH接続方法は下記マニュアルをご確認ください。
SSH接続方法
VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。
bluesky_setup
コマンド実行後、以下のように入力を求められるため、適宜入力してください。
各項目の内容については以下の通りです。
- ドメイン名
- 事前にご用意いただいているドメイン名を入力します。
- 管理者メールアドレス
-
サーバー管理者のメールアドレスを入力します。
登録ユーザーのメールアドレス確認時などのメールの送信者として設定されます。
以下のSMTPサーバー設定については、使用するSMTPサーバーの情報に基づいて入力してください。
- SMTPサーバー名
- サーバーからメールを送信する際に使用するSMTPサーバーを指定してください。
- SMTPサーバーポート番号
- SMTPサーバーのポート番号を入力してください。
- SMTPサーバー接続時のSSL/TLSの有効/無効
- SMTPサーバー接続時にSSL/TLSを有効にする場合は「y」を、無効にする場合は「n」を入力してください。
- SMTPサーバーユーザー名
- SMTPサーバー認証用のユーザー名を入力してください。
- SMTPサーバーユーザーパスワード
-
SMTPサーバー認証用のパスワードを入力してください。
※パスワード入力時は文字の表示はされず、カーソルも移動しません。
各項目の入力が完了すると、入力内容の確認画面が表示されます。
※パスワードはセキュリティのため表示しません。
内容を確認し、問題がなければ「y」を修正が必要な場合は「n」を入力してください。
設定が完了すると以下のように表示されます。
Blueskyのステータスを確認するためのURLが表示されます。
ブラウザでアクセスし、以下のような表示がされれば正常に稼働しています。
- 正常に稼働している場合
- {"version":"0.4.0-beta.7"}
Blueskyアカウント作成
VPS側の設定完了後、Blueskyのアカウントを作成します。
1.Blueskyへ接続
以下のURLからBlueskyへアクセスし、「新しいアカウントを作成」ボタンをクリックします。
https://bsky.app/2.サーバー指定
以下の画面が表示されますが、これはBluesky公式サーバーでアカウントを作成するものとなります。
今回は用意したPDSでアカウントを作成するため、「ホスティングプロバイダー」の値を変更します。
変更を行うために「ホスティングプロバイダー」の値をクリックしてください。
ウインドウから「カスタム」を選択し、「Server address」欄にVPSで設定したドメイン名を入力し、「完了」ボタンをクリックしてください。
3.招待コードの発行・入力
以下の画面が表示されます。
招待コードの発行はVPSで行います。
VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。
pdsadmin create-invite-code
※招待コードは1ユーザーに1つ発行する必要があります。
以下のように招待コードが生成されます。
内容をコピーし、先ほどドメイン名を入力したブラウザの「招待コード」欄に貼り付けてください。
4.その他アカウント情報入力
以下のように「メールアドレス」「パスワード」「生年月日」を入力する画面が表示されます。
それぞれ入力を行い、「次へ」をクリックしてください。
5.ユーザーハンドル作成
ユーザーハンドルを決定します。
以下の赤枠内に任意のユーザーハンドルを入力し、「次へ」をクリックしてください。
※ユーザーハンドル作成の際は以下の点にご注意ください。
・ユーザーハンドルの文字数は3〜63文字まで
・ユーザーハンドルの文字数+ドメインの文字数(ドットも含む)は253文字まで
6.その他Bluesky上の設定
ユーザーハンドル入力後、Blueskyを使用する上での質問・設定が表示されますので、回答・設定を行ってください。
上記の回答・設定を完了すると、Blueskyをご利用いただける状態となります。
Blueskyのアップデート
Blueskyのアップデート方法は以下となります。
Tera Term等のツールを用いてVPSへ接続し、作業を行います。
VPSへSSHログインし、以下のコマンドを実行してください。
pdsadmin update
コマンド実行後、以下のメッセージが表示されます。
- 既に最新版のため、アップデートを実施しなかった場合
-
* Downloading PDS compose file
PDS is already up to date
- アップデートを実施した場合
-
* Downloading PDS compose file
PDS has been updated
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Check systemd logs: journalctl --unit pds
Check container logs: docker logs pds