Difyアプリイメージを利用する
Difyとは
Difyは、様々なクラウドサービスやAPIを統合・連携させるインテグレーションプラットフォームです。
RAGを使用してチャットボットやテキスト生成、複雑なAIワークフローなどのLLMアプリをノーコードで簡単に作成できるサービスです。
活用例
-
カスタマーサポートの自動化
カスタマーサポートの自動応答システムを構築できます。
AIチャットボットを導入することで、よくある質問(FAQ)を分類し自動応答することができます。具体例: 返品ポリシーや配送状況の確認など、定型的な問い合わせに迅速に対応
-
パーソナライズドマーケティング
顧客データを分析し、個々の顧客に合わせたマーケティングができます。
顧客の購入履歴や行動パターンを基に、最適な商品やサービスを提案します。具体例: 過去にスポーツ用品を購入した顧客には、新しいスポーツウェアや関連商品のプロモーションを送信
-
教育分野におけるパーソナライズド学習
生徒の学習データを分析し、個々の生徒に最適な学習プランや教材を提供します。
学習の進捗状況や理解度に基づいて、適切なフィードバックや追加の学習資料を提供できます。具体例: オンライン教育プラットフォームにDifyを導入し生徒のテスト結果や進捗状況を分析して、苦手分野には補足教材を、得意分野には高度な課題を自動で提供
Difyアプリイメージインストール手順
利用可能プランについて
シンVPSをご利用中の方
1.「追加申し込み」をクリック
シンアカウントへログインし、「追加申し込み」をクリックしてください。
2.Difyをインストール
「イメージタイプ」における「アプリケーション」タブより「Dify」をクリックしてください。
お申し込み・お支払いを完了することでサーバーへ自動でインストールされます。
アプリケーションが選択できない場合
事前準備
パケットフィルターの設定
VPSパネルの「パケットフィルター設定」から、「OFFにする」にチェックを入れ、「変更する」ボタンをクリックします。
パケットフィルターの設定は下記マニュアルからご確認ください。
パケットフィルターの設定について
ドメイン・メールアドレスの準備
Dify アプリイメージをご利用になる場合、下記の情報が必要になります。
- AレコードにVPSのIPアドレスが指定されたドメイン
- 証明書取得用メールアドレス
※ドメインへのIPアドレスの設定方法はこちらをご参照ください。
セットアップ
1.コマンドを実行
VPSに「SSH」、または「コンソール」からログイン後、下記のコマンドを実行してください。
※「<ドメイン>」「<メールアドレス>」には「ドメイン・メールアドレスの準備」で準備したものを利用してください。
※「<ドメイン>」の前後には半角スペースを入力してください。
setup.sh <ドメイン> <メールアドレス>
2.ニュースの受け取り確認
実行中、下記のような画面が表示されます。
Let's Encryptからの証明書更新情報やその他のニュースをメールで受け取るかの確認となります。
受け取る場合は「Y」、不要な場合は「N」を入力し「Enter」キーを押してください。
3.セットアップ完了
下記のような画面が表示され、プロンプトが返ってきたらセットアップは完了です。
ウェブ画面へのアクセス
Difyへは下記のURL、ポート指定でアクセスします。
- Dify:https://<指定したドメイン>
管理者アカウント設定
「https://<指定したドメイン>」にアクセスしてください。
初回アクセス時は管理者アカウントの作成画面が表示されます。
画面の項目を入力し、「セットアップ」ボタンをクリックしてください。
管理者アカウント作成後、ログイン画面に遷移します。
先ほど作成した管理者アカウントの情報を入力し、「サインイン」ボタンをクリックしてください。
下記の画面が表示されたらDifyの管理者アカウント作成は完了です。
SSL証明書更新
1.コマンド実行
VPSに「SSH」、または「コンソール」からログイン後、下記のコマンドを実行してください。
※「<ドメイン>」「<メールアドレス>」には「ドメイン・メールアドレスの準備」で準備したものを利用してください。
※「<ドメイン>」の前後には半角スペースを入力してください。
ssl_update.sh <ドメイン> <メールアドレス>
2.証明書更新
証明書を更新するか、更新しないかの確認画面が表示されます。
更新するため「2」を入力し、「Enter」キーを押してください。
3.更新完了
下記のような画面が表示され、プロンプトが返ってきたらSSL証明書の更新は完了です。